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澤口俊之先生の母子密着型の子育ての弊害

澤口俊之先生は以前から「母子密着型の子育ての弊害」というものについて述べられていました。

これについては、脳の機能障害などのに関する澤口俊之先生教授の理論など同様に、多くの意見があるようですが、しかし、やはり現代社会の、特に都市地域に住む多くの家族は、あまりにも「母子密着型」に陥っているということは言えそうに思います。

これに関して、少子化という事実は大変に大きいです。

ほんの数十年前までは、一人っ子という存在の方が少なかったのですが、今では、一人っ子はごく普通であり、また、兄弟がいる、いないという問題と関係なく、子ども自体の数が少ない上に、治安等さまざまな懸念などもあり、昔のような、「外の路上で子どもたちが遊び回っている」という光景をほとんど見なくなってしまいました。

これは東京などだけではなく、かなり多くの地域、地方でこのような現象が見られ、日中、街頭で子どもの姿を見ることが本当に少なくなりました。

すなわち、「子どもたちにしてみても、他の子どもたちとの交流が少ない」ということは言えると思います。昔に比べると格段に少ないことは事実だと思います。

幼児教育、習い事と、いろいろな「現代の事情」というものがあり、それらは仕方のない面はあるのですが、一人っ子で、なおかつ、周囲に友人知人も少ない、そして、父親は遅くまで働いている・・・という図式の中で、必然的にこの「母子密着型の子育て」となっていき、それが日常の光景となっていきます。

このことについて、簡単に、それがいいとか悪いとか言える根拠はどこにもないわけですが、しかし、それでも「考え方の多様性が子どもにとって大事」だということは言えると思います。

つまり、何かに対しての意見。

それが「母子密着型の子育て」の中では、「母親」か「子ども」か、どちらかの意見しか出て来ないことになります。

一方では、「こういう意見もある」、あるいは、あの人は「こういう意見も言っている」というように、「この世の中には多様性が存在する」ということを、子どもが気づかずに成長してしまうおそれがあります。

とはいえ、母子密着型の生活を根本から変えることは難しくあります。

現在、日本国中にある様々な幼児教育の施設や、あるいは交流の場というのは、そのような「母子密着型の子育て」から少し離れるという意味もあると思います。

外部の教育施設に頼りすぎるのはよくなくても、それらの施設や機関を「上手に利用する」ことで、母子密着型の子育ての弊害を軽減し、また、子どもの感受性や多様性を刺激するという意味でも、よいのではないかと思います。

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